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3歳が泣いた絵本

皆さんは『ちょっとだけ』という絵本を知っていますか?

弟が生まれて、なっちゃんはお姉さんになりました。お母さんは赤ちゃんのお世話で忙しいので、いつもなっちゃんの要求に応えてあげるという訳にはいかなくなりました。そこで、なっちゃんはいろんなことを自分ひとりでやってみます。お姉さんになったからと頑張るなっちゃんですが、眠くなった時だけは、どうしてもお母さんに甘えたくなります。お姉さんになったことで感じる切なさ、そしてそれを乗り越えることで成長していく子どもの姿を母親の深い愛情とともに描いています。

  • 読んであげるなら3才から
  • 自分で読むなら小学低学年から

瀧村 有子 作 / 鈴木 永子 絵

福音館ホームページより


この絵本を下の子が生まれて1ヵ月~2か月くらいした時に、3歳の娘からリクエストがあり読み聞かせをしました。
私が、思い付きで登場人物のなっちゃんと赤ちゃんを娘と息子の名前に変えて読んだのですが、途中娘がしくしく泣き出しました。

息子と娘の名前に変えて読んだから、より自分の状況と重なったのでしょう。
お姉ちゃんになったことで頑張ったり我慢していることがいっぱいあるんだろうなと気付き、胸がぎゅっと締め付けられる気持ちになったことを覚えています。

その時はもっと甘えさせてあげようと思ったのですが、当時の私は余裕がなく、結局色々要求し過ぎていたな~と今、振り返ると思います。
娘は早い時期からなんでも自分でできるタイプの子だったので、『できない~』と言われると『自分でできるじゃん!!やってよ~』って思ってしまっていたんですね。
今思えばそれはできない訳じゃなく甘えたかっただけで、心を満たしたかっただけだと分かるのですが・・・

昨日、久しぶりにこの絵本のリクエストがあり当時のことを思い出したのでブログに書いてみました。

ちなみに昨日、6歳の娘に『〇〇くん(弟)が産まれた時にこの絵本を読んだら〇〇ちゃん泣いていたんだよー』と話したら、『えーそうなのー』とちょっとだけ照れくさそうにしていました。

この絵本はお姉ちゃんになる子の心情が理解できるので、2人目が産まれる前後のママにおすすめしたいです。ママも泣ける絵本なのでよかったら読んでみてくださいね。

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