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小学校の先生に聞いた乳幼児期にやらないと一生後悔すること


今日、小1の娘の授業参観&懇談会がありました。

懇談会の中で担任の先生が話して下さった内容が衝撃的だったのでブログに綴ります。

娘の担任の先生は毎年1年生の担任をする

1年生のプロの方なのですが、

先生が言うには、今年のクラスの子は圧倒的に手先が不器用だというのです。

例としては

・こまの紐をこまに巻き付けることができない

・ハサミがうまく使えない

・お手玉を上に投げて取る動作ができない

・膝でリズムをとりながらけん玉ができない

etc…

こんなに手先が使えない、1年生は今までいなかったそうです。

なぜ、手先がこんなに不器用なのか?

今の子ども達に何が起きているのか?

そう。コロナです。

先生もおっしゃっていましたが、

今の一年生は、年少の終わりから3年間コロナによる行動制限をうけています。

・満足に外で遊べず体を動かす機会が減った

・保育園、幼稚園の行事は軒並み中止&縮小で今までできていた経験ができなくなった

・日常の保育も栽培活動やクッキングなど手先を動かす活動が減る

・家でも、長引く自粛により動画に頼る時間が長くなるなど・・・

1つ1つはたいしたことがなくても、3年の積み重ねで手を使う機会が減っているのです。

モンテッソーリ教育では、乳幼児期に手を使うことはとても大切だとされています。

6歳までの子は随意筋(ずいいきん)という自分の意思で動かせる筋肉の調整期にいるため、使えば使うほど、手や指の機能は発達していきます。

指を使うほど、も発達するといわれています。

6歳ごろまでの子どもは、自分の手や脳を成長させたくて喜んで手を使いたがる貴重な時期です。

この時期を逃してしまうと、一生不器用な子になる可能性が高くなります。


理由があるとはいえ、この大切な時期の子どもから経験を奪ってしまうことは、大人が想像している以上に大きな影響があるのだと思います。

娘に関しては通っていた幼稚園が、その辺りの大切さを理解していてコロナ禍でも子どもが正しく発達できるように環境を作って下さっていました。

おかげで、手先の不器用さはないですが、先生のお話しを聞き胸が苦しくなりました。

乳幼児期に手を使う経験をすればするほど、自分の意思で思い通りに動かせる手になります。

取り返しがつかなくなる前に、家庭でも手を使うことを意識していくといいと思います。